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IAEAと岡山大学の間で、BNCT研究教育に関する協力協定が更改されました

岡山大学は2016年10月にIAEAの原子力科学・応用局(NA)物理・科学部(NAPC)との間で「ホウ素中性子捕捉療法の研究と高等教育に関する協力協定」を締結し教育研究を推し進めてきました。
この度、三年間の協定の更改期限を迎えるにあたり、前回の部レベル(NAPC)の協定から局レベル(NA)へと格上げし、2020年6月4日付で原子力科学・応用局との間で同協定を更改しました。
これにより、中性子医療研究センターはIAEAとの連携をより深めながら、現行のBNCT技術文書(TECDOC-1223)改定を行う上での手順について、従前に比べ更に明確にすることができました。第一に、井川准教授のCost Free ExpertとしてのIAEAへの今年度の派遣を計画しています。IAEA側からも、同准教授について受け入れ歓迎が改めて確認されました。第二に、今年度にBNCTの技術文書に関するオンライン技術者会議を、2021年に岡山にて専門者会議を協力して開催する予定であり、両会議においての改訂作業を経て2022年には、BNCTの新しいTECDOCが出版される運びとなります。このビジョンについては、IAEA原子力科学・応用局Mokhtar事務次長(局長)からも改めて表明されました。
このことは、本学が積極的に取り組んでいる国連の持続可能な開発目標SDGsの達成に向けても大きな意義を持ちます。

この協定更改の調印に際し、本来であれば岡山大学の槇野学長と那須理事・副学長(中性子医療研究センター長)、IAEAのMokhtar事務次長(局長)が一堂に会して調印式を挙行するところではありますが、昨今の事情に鑑み6月18日にオンラインで同時に相互署名を行う形式で調印式を挙行しました。

 

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9471.html

 

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