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大阪府立大学と機密保持契約を締結し共同研究を開始

NTRCは、公立大学法人大阪府立大学 地域連携研究機構 BNCT研究センター ホウ素薬剤化学研究室 切畑光統教授との共同研究を開始することで合意し、機密保持契約を締結しました(平成29年12月20日)。切畑先生は、BNCTのホウ素薬剤研究開発分野の世界的な権威となる科学者で、BPA※1 をはじめBSH※2 など、更には新たな誘導体研究やその合成・製造法研究においても、永年にわたり本分野を牽引してこられた存在です。今回の共同研究契約により、NTRCの進める新たなホウ素薬剤について、切畑先生からの助言や支援を受けられる機会を得て、更には先生が保有されている誘導体を分与いただけることになりました。NTRCでは薬剤評価を行い、BNCTにおける役割分担を明確にすることで連携を強め、協力して新規ホウ素薬剤研究開発を邁進していきます。

 

 

※1)BPA
ホウ素薬剤のひとつで、ボロノフェニルアラニン のことを表します。1分子に1個の 10B(質量数10のホウ素原子、非放射性) を含むアミノ酸( フェニルアラニン)の誘導体です。

 

※2)BSH
1分子に12個の 10B を含むボロカプテイト という名称を持つホウ素薬剤です。

 

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