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第3回中性子医療研究センターシンポジウムを開催しました

2019年12月10日(火)にJunko Fukutake Hallにおいて、第3回中性子医療研究センターシンポジウム「3年目を迎えた中性子医療研究センターの現在と描く未来像」を開催しました。センター開設当初に掲げた3つのプロジェクト「中性子捕捉療法(BNCT)の国際基準の確立」、「臨床での使用に向けて中性子発生装置の開発支援」、「新たなホウ素薬剤の開発」、それぞれについて担当部門より報告を行いました。「中性子捕捉療法(BNCT)の国際基準の確立」については、国際連携部門より「世界と地域へ最新のがん治療を発信」と題し、国際原子力機関(IAEA)への人的派遣、鏡野町との連携事業の実績を報告しました。「臨床での使用に向けて中性子発生装置の開発支援」については、加速器・イメージング部門を担う名古屋大学の研究者より「Liターゲットを用いた加速器中性子源開発と非臨床試験への適用」と題し、装置開発の現状と展望を発表しました。「新たなホウ素薬剤の開発」については、薬剤開発・動態解析部門及び医歯薬学総合研究科の研究者より「新規ホウ素薬剤OKD-001などの研究開発状況」と題し、ホウ素薬剤OKD-001について、現行薬剤(BPA)併用の可能性、「Precision Medicine BNCT」実現化に向けた研究進捗を発表しました。閉会後の情報交換会では、参加者の皆様からご意見、ご提案を多数いただき、充実した意見交換の場となりました。

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